3月10日、夫・子・母を失うー炎の中、娘は背中で・・・・・・ 語り継ぐ東京大空襲 改訂版 /鎌田十六 早乙女勝元

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≪商品情報≫

著者名:鎌田十六、早乙女勝元
出版社名:本の泉社
発行年月:2021年03月
判型:A5
ISBN:9784780719925


≪内容情報≫

1945年3月10日、B29の編隊が東京下町を無差別爆撃、市街は焦土と化した。10万人あまりの命が奪われた「東京大空襲」である。台東区蔵前に住んでいた鎌田十六さんは猛火の中を逃げまどい、夫と母そして生後七か月の娘を失った。本書はその体験記をもとにしている。初版は2008年、インタビューによる補足を行ない、作家・早乙女勝元さんの解説を加えて刊行された。
「やっと(避難所となった)学校にたどりつきました。入口に一人の保健婦さんがいました。真っ先に背中の子どもの様子をたずねたんです」。しかし、子どもはすでに亡くなっていた。「お地蔵さんのように可愛い顔の鼻にも額にも火傷の跡がいっぱい。……わが子の顔を見つめながら、体をさすっていましたが、なぜか涙は出ませんでした。もう悲しみを通り越していたのだろうと思います」。
鎌田さんは戦後、戦争孤児の母親がわりになって、児童養護施設で70歳まで働く。「自分の子がね。私の代わりに育ててって、言った気がしたの……」。そして2020年11月2日、107歳で死去された。「戦争なんかないほうがいいですよ。戦争ぐらい人の幸せを奪うものはありません」という彼女の声を伝え続けるべく、改訂版として刊行する。

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死者10万人を数えた3月10日の東京大空襲。
4人家族の団らんが一夜にして奪われた鎌田十六さんは、戦後、上野で深刻な飢餓状態の戦災孤児に取り囲まれる。
娘が、私の代わりに育ててやって、と言った気がした、という十六さんは以来、彼らの親代わりになり、施設で70歳まで働いた。昨年11月、107歳で生涯を閉じた。
十六さんの被災体験、戦後の日々の聞き書きと早乙女勝元さんの解説を収載。鎮魂と希望のブックレット。

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