寛容について 新装版 /マイケル・ウォルツァ 大川正彦

販売価格
4,180
(税込)
送料無料
出荷目安:
1~2営業日で出荷
たまるdポイント(通常) 38

※たまるdポイントはポイント支払を除く商品代金(税抜)の1%です。

dカードでお支払ならポイント3倍

  • 商品情報
  • レビュー
≪商品情報≫

著者名:マイケル・ウォルツァー、大川正彦
出版社名:みすず書房
発行年月:2020年05月
判型:四六判
ISBN:9784622089193


≪内容情報≫

「わたしの主題は寛容である。もうすこしうまくいえば、たがいに異なる歴史・文化・アイデンティティをもつ人びとの集団の平和共存、である。」
本書は、現代アメリカのもっとも著名な政治理論家が、多文化主義社会における寛容とは何かを、簡潔でエレガントに論じた好著である。ウォルツァーはまず、多民族帝国、国際社会、多極共存・連合、国民国家、移民社会という、五つの異なる政治編制における寛容のあり方を歴史的に俯瞰し、こうした政治編制が内包しているさまざまな集団間の差異――権力、階級、ジェンダー、宗教、人種、エスニシティ――を、具体的に検討していく。
寛容は差異を可能にし、差異は寛容を必要不可欠なものにする。ポストモダンの多元社会は、集団よりも個人の自由と自己決定を優先する傾向をもつ。だが「集団のコミットメントが崩壊したとしたら、いったい個人は何から逃れるというのだろうか。」近代性は個人と集団とのあいだの永続的な緊張を欠かすことができない。
多元社会における寛容とは、個人の行動を動機づける普遍的な原理ではなく、さまざまな社会集団の差異を折衝するための政治的な実践として考察される。現代の政治理論への入門書としても最適な一冊である。

寛容について 新装版 /マイケル・ウォルツァ 大川正彦のレビュー

投稿されたレビューは0件です。

この商品のカテゴリ

同カテゴリのおすすめ商品

別カテゴリのおすすめ商品

関連商品