イーラス オレゴン ピノ・ノワール 2017年 （アメリカ・赤ワイン）

イーラス オレゴン ピノ・ノワール 2017年 （アメリカ・赤ワイン）

ERATH Oregon Pinot Noir [2017] Erath Winery

アメリカ西海岸に位置するオレゴン州のワインづくりの歴史は、1960年代から始まりました。40年を経て、現在ではアメリカ第4位の生産量を誇るとともに、良質なピノ・ノワールワインが造り出されるということで、世界的に注目が集まっている、話題の産地です。

冷涼で、ブドウの生育期にはほとんど雨の降らない理想的な天候の下、ブドウ畑は日当たりの良い丘の斜面に開拓されてきました。小規模なワイナリーがテロワールを生かし、極力ナチュラルでサステイナブルな方法でブドウを造るスタイルが注目されています。

イーラスは、オレゴンワインの開拓者の一人、ディック・イーラス氏によって1960年代に拓かれた、オレゴン州で歴史のあるブランドの一つです。彼の故郷であるサンフランシスコで、ピノ・ノワールにほれ込んだのがきっかけで、最良のピノ・ノワールの地としてたどり着いたのが、オレゴン州ウィラメット・ヴァレー北部でした。

イーラス オレゴン ピノ・ノワール 2017年

ウィラメットヴァレーを中心に、オレゴン各地にある所有及び契約の畑(約25箇所)からピノ・ノワールを選び、なるべく種の苦味がワインに反映されない工夫がなされる。品種の特長が前面に出た、シンプルなスタイルのピノ。熟成にはフレンチオーク(新樽比率25％)を使用。2010年は6月の雨量、8月の冷涼さが記録的なものとなり、収量は限られたものとなったが、10月に「奇跡的に」好天に恵まれ、健全な収穫を迎えた。

明るいフレーバーと比較的低いアルコール度数が特長の、クラシックなオレゴンスタイル。チェリーやスミレ、バニラなどのアロマがあり、シルクのような滑らかな口当たり、食事と合わせやすい酸味が感じられ、その後心地よい余韻が続きます。