サン・ジョセフ エスプリ・ド・グラニット 2013年 カーヴ・ド・タン レルミタージュ協同醸造所組合 750ml （ローヌ 赤ワイン）

サン・ジョセフ エスプリ・ド・グラニット 2013年 カーヴ・ド・タン レルミタージュ協同醸造所組合 750ml （ローヌ 赤ワイン）

SAINT-JOSEPH ESPRIT DE GRANIT [2013] CABE DE TAIN AOC SAINT-JOSEPH

カーヴ・ド・タン・レルミタージュは1933年、ローヌ北部、タン・レルミタージュ近郊の100名のブドウ栽培者によって設立された協同組合。その後、ローヌ川対岸のサン・ジョセフの生産者が加わり、1947年にはコルナスとサン・ペレの生産者が加わる。1986年にカーヴ・ド・サン・ドナと統合し高品質のヴァン・ド・ペイを傘下に収め、現在は389名の生産者、ブドウ畑面積1120haにおよび、ワイン生産量はローヌ北部地区の全ワイン生産量の半数を生み出す生産者に成長しました。

クローズ・エルミタージュ、エルミタージュ、サン・ジョセフ、コルナス、サン・ペレの5つの地域に畑を所有し、なかにはカーヴ・ド・タン・レルミタージュが所有する22haのエルミタージュや他のAOCも含まれます。

フランスのワイン評価本「クラスマン」はカーヴ・ド・タン・レルミタージュを「赤、白共に非常に伝統的な製法で造られており・・・中略・・・これらの中にはバランスの追求やクリュの特質を活かす努力が感じられる」としています。

有名なローヌ北部のAC地域に加えヴァン・ド・ペイ・デ・コリヌ・ロダニエンヌ産のヴァラエタル（マルサンヌ・白、シラー赤）も成功を収め、シラー種で造られたロゼ・スパークリングも注目を浴びている。伝統的なACワインに加え、新たな可能性に向かう積極性も持ち合わす、カーヴ・ド・タン・エルミタージュのスタイルを表現しています。

北ローヌはシラーが栽培される北限の地域であり、シラーの原産地です。カーヴ・ド・タンはそのすべての赤ワイン（全体の85％）をシラーから造っており、ヨーロッパ圏のシラー（AOCクラス）の最大の生産者。カーヴ・ド・タンはシラーの原産地にあって「クール・クライメート」のシラー本来の味を表現する「シラーのスペシャリスト」です。

シャブリの有名生産者で社長の采配を振るってきたジュリー・カンポス氏が1999年に同社の社長に就任。それから10年にわたり、カンポス氏の指導のもと、ワイナリーの改革が進められました。

【ブドウの質の向上】
300人以上の生産者を有するこの大きなワイナリーで、最も大切なことはブドウの質を向上させること。これまでの組合員からのブドウ買取価格を従来の量から質に転換し、良質な果実は高価で買い取るシステムを導入。また生産者に質の高いブドウを生産することの意味を理解させ、ブドウつくりへのモチベーションを高めた結果、ブドウの質は劇的に向上されました。現在、カーヴ・ド・タン・レルミタージュでは2名のブドウ栽培技術者が栽培コンサルタントとして組合員と綿密な関係を保っています。またGPSを配置し、全ての畑の状況を把握することも出来るようになりました。

【最新設備の導入と働く人達の意識改革】
醸造所では、伝統的な手法を継承しつつ最新の設備、醸造技術を導入し、ワイナリーの衛生管理を徹底。また新たな技術者とこれまでの技術者がペアになってワインつくりを改革し、体制の強化に取り組みました。

サン・ジョセフ エスプリ・ド・グラニット 2013年 カーヴ・ド・タン レルミタージュ協同醸造所組合

銘醸地エルミタージュの対岸に位置し、機械も入れないほどの急斜面の畑は、主に花崗岩で構成された最良の畑。特別な区画ので造られる「グラニット（花崗岩）の精神」と名づけられた逸品。氷河期の沖積土壌を含む花崗岩畑。樹齢30年のシラー100％をオーク樽で15ヶ月熟成（仏産228L樽400L樽、新樽35％）。