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オルフェ・ライブラリー ベートーヴェンとバロック音楽 「楽聖」は先人から何を学んだか 音楽之友社

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音楽之友社
オルフェ・ライブラリー ベートーヴェンとバロック音楽 「楽聖」は先人から何を学んだか 【音楽書】

ベートーヴェンは数々の「独創的な」作品を生み出した。だがベートーヴェンであっても、すべてをゼロから創り上げたわけではないーー彼も多くの先人に学んでいた。
「真の天才はドイツのヘンデルとバッハだけです」(ベートーヴェンの手紙より)。当時、すでに古臭く感じられるようになっていたヘンデルやバッハの作品に、ベートーヴェンは並々ならぬ関心を示した。本書では、先人二人の音楽に対峙する楽聖の姿を追う。
その際に重要な観点として、ベートーヴェンが抱いていた、現代とは異なる「ヘンデル像」「バッハ像」を、演奏・楽譜出版から見てゆく(第1~3章)。続いてベートーヴェンが両巨匠の作品をスケッチ帳に書き写し、積極的に学んだ様子(第4章)、さらに両巨匠と関連の深いベートーヴェン作品(第5~9章)、未完のオマージュ(終章)を取り上げる。ベートーヴェンのバロック音楽研究に重要な功績を果たしたパトロンたちのコラムも。

はじめに
「学ぶ」ベートーヴェン
ベートーヴェンの時代のヘンデルとバッハ

第一章 ベートーヴェンが聴いたバロック音楽ーー当時の演奏会のレパートリー
一般的な演奏会レパートリー
盛大に鳴り響くヘンデルのオラトリオ
カトリックの街におけるバッハ
ヴァン・スヴィーテン男爵の私的演奏会

[コラム]バロック音楽を愛したパトロンたち1 ヴァン・スヴィーテン男爵

第二章 ベートーヴェンの楽譜棚1ーーヘンデル
ベートーヴェンが遺したもの
「王者の贈り物」
国家事業としてのアーノルド版ヘンデル全集
「学習期から」所有していた鍵盤作品の楽譜
モーツァルト版《メサイア》
ドイツ語圏におけるヘンデル作品の出版

第三章 ベートーヴェンの楽譜棚2ーーバッハ
ベートーヴェンが予約購買したバッハの「作品全集」
ベートーヴェンの蔵書にあった『作品全集』
《平均律クラヴィーア曲集》へのベートーヴェンの書き込み
シンドラーが伝えようとしたベートーヴェンとバッハの関係
モテット集
当時のバッハ作品の出版

第四章 ベートーヴェンのスケッチ帳ーー「楽聖」が学ぶとき
ベートーヴェンのスケッチ帳
ベートーヴェンが筆写した作品
新発見の「バッハのカンタータ」
書き写した目的
書き写す方法
ベートーヴェンの筆写譜とオリジナルとの違い
生涯を通じた学びの姿勢

[コラム]バロック音楽を愛したパトロンたち2 ルドルフ大公

第五章 バッハ《平均律クラヴィーア曲集》との対峙ーー傑作から生まれる傑作
ボンでの出会い
《平均律クラヴィーア曲集》の演奏
ベートーヴェンにとってのフーガ
1817年の「フーガ熱」
《ハンマークラヴィーア・ソナタ》作品106
《大フーガ》作品133
《弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調》作品131

第六章 ヘンデルの主題でーー《ユダス・マカベウスの主題による変奏曲》
「表彰式の音楽」?
ベートーヴェンのヘンデル変奏曲の二つの特徴
ドイツ語圏における《ユダス・マカベウス》受容
リヒノフスキー邸での上演
ベルリンでの作曲が意味すること
ピアノがリードする「装飾変奏」

[コラム]バロック音楽を愛したパトロンたち3 リヒノフスキー侯爵

第七章 「ヘンデル風」と評された作品ーー《自作主題による32の変奏曲》と《献堂式》序曲
《自作主題による32の変奏曲》WoO80ーー「ヘンデルの変奏曲」の古風な特徴
モデルとしてのヘンデルの〈シャコンヌ〉HWV442
ベートーヴェン自身の評価
《献堂式》序曲作品124ーーこけら落とし公演のための急ごしらえ
「ヘンデル風」という指摘
どこがヘンデル風なのか

第八章 音楽史を聴かせる変奏曲ーー《ディアベッリ変奏曲》
ディアベッリからの依頼
変奏主題の凡庸さと展開の可能性
「50人の」変奏曲集
作曲のプロセス
様式の「引用」
「バッハのアダージョ」
「ヘンデルのアレグロ」
自己引用による終結

第九章 広がる「過去」の射程ーー《ミサ・ソレムニス》
ベートーヴェンはバッハの《ロ短調ミサ曲》を知っていたか?
「クルツィフィクスス」のバス
《ロ短調ミサ曲》の楽譜の伝承と出版
ヘンデルからの引用?
「真の教会音楽」

終章 巨匠たちへのオマージューー未完の計画
ヘンデル様式のオラトリオの夢
オラトリオ《サウル》の計画
《サウル》の葬送行進曲
実らなかったオラトリオ
バッハへのオマージュのかたち
バッハの「記念碑」
クーラウへの「バッハ・カノン」
「バッハの名による序曲」

あとがき
主要参考文献
人名索引

越懸澤麻衣 著
【判型・頁数】 4-6・248頁
【ISBNコード】 9784276371132

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