マルケス・デ・グリニョン ベルデホ 2016年 750ml （スペイン 白ワイン）

マルケス・デ・グリニョン ベルデホ 2016年 750ml （スペイン 白ワイン）

Marques de Grinon Verdejo [2016] (Cerro la hormiga) DOC Rueda

スペインワインの世界において、モダンで高品質なワイン造りを最初に目指したパイオニアのひとり、カルロス ファルコ氏が手掛ける、パゴス デ ファミリア マルケス デ グリニョンのワインをご紹介いたします。マルケス デ グリニョン社は現在、スペイン国内の 4 か所、D.O.caリオハ、D.O.マドリッド、D.O.ドミニオ デ バルデプーサ（トレド）、D.O.ルエダにてワイン造りを?っています。その中から、トレドとマドリッドにある 2 か所の優れた単一畑から造られるワインがパゴス デ ファミリア マルケ デ グリニョンのラインナップとしてリリースされています。

オーナーのカルロス ファルコ氏は、スペイン南部のアンダルシア州の州都、セビージャに生まれました。ルーヴェン大学（ベルギー）で農学を学んだ後、カリフォルニア大学デイヴィス校で最先端の葡萄栽培、醸造について学びました。彼はスペインにおける現代的な葡萄栽培、および高品質ワイン造りのパイオニアのひとりです。

カルロス ファルコ氏のポリシーは、守るべき伝統を継承しつつ、栽培、醸造の両方においてつねに?新的であること。1974年にカスティーリャ ラ マンチャで最初にカベルネ ソーヴィニヨンの栽培をスタートして以来、その後もスペインで初めてシラーやプティ ヴェルドの栽培を始めました。また2000年にこの地で初めてグラシアーノの栽培を開始しています。



ビ・デ・パゴ（単一葡萄畑限定高級ワイン）について
かつては D.O.に認定されていないエリアで生産される高品質なワインについて、それに該当する呼称が無かったため、単なる「ビノ デ メサ」に格付けされていました。そこで、カスティーリャ ラ マンチャ州政府が、「ビノ デ パゴ Vino de Pago」という新たなカテゴリーを作り、ひとつの“パゴ(畑)”ごとに D.O.を認めるようにしました。ビノ デ パゴの認定は、所属する州政府と?治体により創設された公的機関が?います。監督機関は、IVICAM（カスティーリャ ラ マンチャ葡萄およびワイン機関）。

畑の土壌組成は表層土が石の多い砂質ローム、下層土は粘土石灰岩です。保水性の高い土壌のため、夏の間も灌漑の必要がありません。気候は、夏暑く、冬は寒いという典型的な大陸性気候です。葡萄の仕立てはダブル　グイヨ。収穫はヴェルデホのアロマと特性を保つため、気温が低い夜間に機械で行われます。収穫した葡萄は100%除梗します。発酵は培養酵母を使い、ステンレスタンクで16度にコントロールしながら15?20日間行います。タンクで2、3ヶ月落ち着かせてから清澄し、フィルターをかけてボトリングします。グリーンがかった淡い麦わら色。白い花やビワの実を思わせる豊かなアロマ、口当たりはフレッシュ、ミネラルのニュアンスも感じられます。後味に少し苦みがあり、程良い飲み応えがあります。