カステッロ・デイ・ランポッラ ダルチェオ 2008年 750ml （イタリア 赤ワイン）

カステッロ・デイ・ランポッラ ダルチェオ 2008年 750ml （イタリア 赤ワイン）

Castello dei Rampolla d'Alceo [2008] Vino da Tavola (CS・PV)

ランポッラのワインが生産されているS.ルチア・ファウッレ畑は、“CONCA d’Oro”(黄金の谷)と言われるパンザーノ渓谷南部に位置し、1739年以来デイ・ナポリ・ランポッラ家が所有しています。

1964年からアルチェオ・デイ・ナポリ・ランポッラ氏が近代的な手法も取り入れたブドウ栽培を始めました。ワイン造りの全てはブドウ栽培にあると確信していたアルチェオ氏は、凝縮したブドウを造るために高密植、収量制限に徹底的にこだわりました。フランス品種を研究していたアルチェオ氏は1980年ヴィンテージからフランス品種主体の「サンマルコ」を発表し、スーパータスカンの先駆けと言われました。

その後アルチェオ氏は、道半ばにして他界。父の意志を受け継いだルチアーノ氏（兄）とマウリティア女史(妹)が96年に「ダルチェオ」をリリース。「ダルチェオ」は「サンマルコ」と同様にガンベロ・ロッソ、ロバート・パーカーなどで高評価を得ました。ランポッラは華々しい名声が先行してしまいがちですが、そのブドウ造りに対する真摯な姿勢は脈々と引き継がれていて、気負いなく淡々と畑に接するのがランポッラの真の姿です。

ブドウ栽培面積は35ヘクタール。標高290mから380m。土壌はガレストロ（礫・砂質沖積土で小石が多く程よく粘土を含む石灰質土壌）。畑は南・南東・南西向き。ダルチェオ用、サンマルコ用、キャンティクラシコ用、白ワイン用とそれぞれの区画が分かれています。 1994年からビオディナミを実施しているため畑はふかふかで、畝と畝の間には一行間隔でルッコラなど19種類の草花を植え土壌を活性化しています。

ダルチェオ1996がファーストヴィンテージでガンベロ・ロッソにてイタリア最高の赤ワインに選ばれました。また、ダルチェオ1999はパーカーポイント99点。パーカー氏は著書「ロバート・パーカーが選ぶ最新版・世界の極上ワイン」にてランポッラを選出しています。