シャサーニュ モンラッシェ プルミエ クリュ クロ デュ シャトー ド ラ マルトロワ モノポール 2016年 750ml 正規品(フランス 赤ワイン)

シャサーニュ モンラッシェ プルミエ クリュ クロ デュ シャトー ド ラ マルトロワ モノポール 2016年 750ml 正規品(フランス 赤ワイン)

Chassagne Montrachet 1er Cru Clos du Chateau de la Maltroye Monopole 2016

シャトー ド ラ マルトロワはその単独所有畑、クロ デュ シャトーやモルジョなどの一級畑を見下ろす斜面に位置する洋館です。現当主のジャン・ピエール クルニュはモダンアートの愛好家で、事務所や庭にはそのコレクションが並び、シャサーニュ村の中で異彩を放っています。こう書くとそのワインもモダンで個性的なのかと思われるかもしれません。確かにかつては実験的にアメリカンオークを使ったり、バトーナージュを多く行ったりという時期もありましたが、現在はクラシックなシャサーニュに回帰しています。

赤ワインはシャサーニュならではのタンニンのプレゼンスがありますがそのタンニンはよく熟していて旨みがあり、赤い果実の風味とのバランスがよいです。プルミエ クリュ以上はクリュごとにテロワールを反映し、例えば看板畑のクロ デュ シャトーはジャン・ピエールによれば「シャサーニュの王道ではなく、エレガントで軽やか、シャンボール的」。白ワインはやはりシャサーニュ、ミネラリーですがお隣のピュリニーとは異なり骨太でボディがあり、重心の低い余韻が長く続きます。

なおブルゴーニュでは若い白のグランヴァンをデキャンタージュするのは異論がないところですが、赤ワインについては否定する人も多くいます。しかし彼はためらわずカラフェに入れることを勧めます。この姿勢だけは彼のモダニズムを反映しているのかもしれません。

シャサーニュ モンラッシェ プルミエ クリュ クロ デュ シャトー ド ラ マルトロワ モノポール 2016年
シャサーニュ・モンラッシェの赤についてワインスペクテイターインタビューで有名なマットクレイマー氏は「優れたシャサーニュの赤をたとえば、ニュイ・サン・ジョルジュなどと見分けるのは思いのほか容易ではない。どちらも若いうちはよく似たコショウの風味とタンニンのざっくばらんな感じがあって、同じくらい長命になることもあるからだが、優れたニュイ・サン・ジョルジュの一級のようにきれいに仕上がった様を見せることはあまりない。両者の比較はめったに行われないが、やるだけのことはあり、シャサーニュの赤がいかに頑丈で優れているかを教えてくれる」と絶賛！
シャトーのすぐ下に広がる1級畑マルトロワの一部で、この造り手の単独所有畑です。 この看板畑のクロ・デュ・シャトーは当主ジャン・ピエール・コルニュ氏によれば「シャサーニュの王道ではなく、エレガントで軽やか、シャンボール的」とのこと。